涙 -Tears-
どうしても、そう言うだろう。
それは、若さ故の強がりなのに

僕は泣く事が出来ない。

枯れ果ててる訳でも、
イマドキの世代の無感動派でもないのに。

僕は泣かない

毎日に疲れてもいないのかもしれないし、
泣くほどの出来事にであった事がないのかもしれない

夕暮れの部屋で
何気なく点けてあったテレビで、
お約束の24時間。

障害者の奏でるコンサートの旋律に、
なんの前振りもバックグラウンドも知らないのに

目の前がぼやけてくる。

頬を伝わる

拭おうともせず、考える
何故泣くのだろう

夕暮れの部屋で
電気も点けないで、2つのブラウン管の灯火の中

意味も無く、
ハンドベルの旋律に泣きながら

何故僕は

一番大事なところで涙を流す事が出来ないのだろう

そう思うと、また泣けてきた

98.8.23 in da house


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