櫻の園に見る -from cherry blossoms-
南西よりやがて来る風に
昨日までの桃色の夢はすでに去り逝く過去の追憶
散り行くも既になく
すすけた枝だけが、宵闇の街にひっそりと立ち尽くす

の園から街を見る

ネオンに彩られる街は散る事の知らない園に思えて
一時の謳歌をただ繰り返すだけの
の園には眩しすぎるほどの世界
いづれ来る事は分かっていても、それまでの寂しさに絶える自信もなく

の園から君を見る

激しく燃え尽きるように咲き乱れる
一瞬の感情に酔いしれたあの時を、
君は既に過去の事象と割り切っていて
来年のの刻に、貴方はネオンのの咲く街からは戻ってこない事を知っていた

の園には僕がいる

あの街に消えた君を心に残し、
僕は宵闇のの園にその身を投じる
やがて来る次の季節に、君に似合うを咲かせるために
僕は暗き闇の中、魂は幹を伝わりへと宿る、やがてくるの刻に

の園には僕がいる

やがて来る次の季節に、真紅に輝くの華を咲かせるために
僕は暗き闇の中、魂は幹を伝わりへと宿る、やがてくるの刻に

98.9.5 in da house


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