昨日よりも今日が -KYOU is ... than KINOU-
貴方の冷めた一言が、
僕の頬に生ぬるい汗を流させて
跳ねのけたタオルケットが、
湿っているせいか奇麗に飛ばない。
今も夢に見る貴方の顔が、
僕の未来を静かに遮断していた。
男は基本的に過去を勝手に引き摺っていて、
おそらく貴方の心に私はもういないのだろう、
分かっているのに、
男はいつも勝手に過去を自分の枷にして、
悲劇の主人公になれる自分に酔いしれている
ドラマは女性の為に作られているのに、
現実の世界で「男と女のドラマ」を求めているのは、
常に男性のような気がする。
そんなに「運命の再会」なんて転がっていないのに、
もう貴方の台本に僕が残っていない事には気づいているはずなのに、
貴方の冷めた一言が、
僕の頬に生ぬるい汗を流させて
跳ねのけたタオルケットが、
湿っているせいか奇麗に飛ばない。
今も夢に見る貴方の顔が、
僕の未来を静かに遮断していた、
昨日よりも今日が
過去の記憶は短針が2周するごとに薄れていく、
思い出は、長針が24周すると美化されて黴の様に心に張り付いていく
男の無様な姿
ふとみた外の風景の中に、
貴方がせせら笑う姿が見えた
もう少し大人になれば?と笑う貴方が
跳ねのけたタオルケットが、
湿っているせいか奇麗に飛ばない。
98.9.28 in da house