零度 -RADE-

寒くなるほどに
寒くなるほどに
貴方の温もりが思い出される

厳冬の街で

居るはずの貴方を捜し求めて
居ないかもしれないという思いを心の奥底に閉じ込めて

寒くなるほどに
寒くなるほどに
貴方の温もりが思い出される

貴方との心との繋がりを感じているのに
貴方が別の男と心の繋がりを持っている事も知っているのに

強がりながら
夜の町で咆哮をくりかえして、

寒さを我慢するかのように
寂しさを堪えている自分が街にいる

寒くなるほどに
寒くなるほどに
貴方の温もりが思い出される

絶対零度のこの街で

貴方という名の毛皮が見つからない
洋服屋にもない、毛皮屋にも、酒場にも、何処にも

あるはずの毛皮は何処にもない、
されど何れ私の手に毛皮は手に入るのだろうか

居るはずの貴方を捜し求めて
居ないかもしれないという思いを心の奥底に閉じ込めて

寒くなるほどに
寒くなるほどに
貴方の温もりが思い出される

絶対零度のこの街で

咆哮を繰り返しながら、
私はまだ毛皮を探してさまよっている。

98.10.7 in da house to XXXX


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