空気のような僕 -To talk with me is good-for-nothing-
寒い秋の夜。
名も知らぬ島の上で、
彼と歩いて行く「あなた」を見て
ふと、胸がいたむ
恋心でも愛でもない、なにか違う感じ
会話が面倒で、
対話が苦手で、
それを理由にして人から逃げるのには無理があるのに。
僕との会話はクダラナイから。。。
そんなキーワードを常に背に持つ
「あなた」が彼と階段を下がって行く姿を見て
胸が痛むと同時に、
そんな事を考える
寒い秋の夜。
「あなた」ではない「あなた」を思い出して。
ほんの少し前に、同じような風景と情景を見ていた記憶が
鮮明に戻ってくる。
あのときの僕は空気のような存在で
だから僕は誤魔化していたんだと思う。
僕は空気のような存在で、
僕との会話はクダラナイと
今考えても、よく分からない誤魔化しだったと、頬を赤くする。
寒い秋の夜。
名も知らぬ島の上で、
彼と歩いて行く「あなた」を見て
ふと、胸がいたむ
これが愛ではないのが分かるから
余計に傷の痛みが増してくる。
98.11.10 in da house