雪降る夜に -Live in the night, I slept on the white-
寒くなる
街は静かになっていく
乾燥した空気が、いつもの街よりも音を遮断して
聞こえてくるのは、いつもより3オクターブ高い音だけ
聞こえるはずのない鈴の音が響き
いるはずのない貴方の笑い声が聞こえる
街は、黒い世界に
赤と緑と白のヴェールを覆いはじめて
売れないケーキを
売れると信じて作りはじめる
寒い夜を
暖かな夜になると信じて
人は、
盲信の悦楽を築き始める
いつもの宴まで、あと258万4800秒
今年もまた
街から黒い夜がなくなる日がやってくる
聞こえるはずのない鈴の音が響き
いるはずのない貴方の笑顔が見えるような気がする
98.11.22 in da house