奇異な空間 −My ROOM−

部屋なんて曖昧なものだと感じる

昨日まで何事もなく
怠惰に
安穏に
平穏に
過ごせていた部屋が

未明な愛をそそげば

落ち着けなくて
彼女の事だけを考える

昨日までの空間はどこかへ飛んでいて
そこにある部屋は、すでに昨日とは違う奇異な空間

芳香剤のように、
気が付けば消えるのかもしれない、
煙草の煙のように
染み付いてしまうのかもしれない、

いづれも、生み出される雰囲気は
きっと昨日とは違う奇異な空間

僕の部屋は、
猫の目のように姿を変えていく

大事なのは

大事なのは、奇異な空間にすっぽりと収まる
最後のワンピースがあるかどうか


ある頃は、良かった話
なければ、僕の部屋はぎこちない部屋のままだろう

昨日の空間はもう無くなっていて、
それは後悔するに値しない事なんだけど

今日の空間が、
イコール、明日の空間である保証も無くて

よくよく考えてみれば
僕の部屋は、毎日奇異な空間なのだろう

大事なのは、最後のワンピースがあるかどうか



あの頃は、足りないジグソーパズル
いまは・・・ピースの数も分からないまま

当ても無く、埋めていて

テーブルの上にはコーヒーとピースの山

ひとりで完成させるのは・・・
とりあえず当分は、僕の部屋は奇異な空間

98.12.13 in my room


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