-Play Station & Sega Saturn & Super Famicom-

第1回
(98/02/06)

BUST A MOVE(株式会社エニックス)
プレイステーション用 標準価格 \5,800.-

以前、と言ってもすでに1年以上前の話だが、ここのところノンジャンルもののゲームの台頭が目立っている。
プレイステーションでは、何といっても「パラッパラッパー」の発売が、その後のゲーム業界に与えた影響は大きい。
これらのゲームは、今までのゲームジャンルを超えた新ジャンルの確立、いや、確立する気はないのだろう、
あるがまま、1ジャンル1ゲームといったスタイルなのかも知れない。
若年層から青年層にわたる若い世代をベースに心をぐっと掴むことの出来るビートのきいたゲーム、
「バストアムーブ」は時代の「キングオブダンス」になれるのであろうか?

「バストアムーブ」は、ある意味では「パラッパラッパー」のスタイルに属している。
しかし、リズムゲームの延長というよりは、自らも新しいスタイルをとっている。
言うならば、格闘ダンスゲーム、略して「ダンゲー」(注:世の中ではこんな略称はきっと使われてない)である。

ゲームは、対戦式で行う。
1ゲームは1曲の演奏が流れている間で、4拍子ごとにリズムにあわせて、画面に表示されるダンスコマンドを入力する。
正しく入力するとキャラクターはちゃんと踊り、
失敗するとキャラクターもリズムが崩れる。
ダンスコマンドにはそれぞれポイントが組まれていて、成功すると点数が加算。
最終的には点数が高いほう、
つまりちゃんと踊れたほう、
ようはカッコいい方、
クールな奴の勝利である。

さて、ゲームをしてみての評価だが、最近のトレンドの中ではオッケーでしょう。
ただ、ゲームが単調なのが気にかかる。

ただひたすらに、踊りつづけて日が暮れる・・・

そんなかんじである。これが良いかはわからないが、
もっとスタートからエンディングまでのシナリオプレイやストーリーモードを入れるとか、
もう一つ、要素を足して欲しかった。

もう一点は、リズムコマンドの入力に気をとられるので、キャラクターが折りなす様々なダンスを見る余裕がない。
また、上級者モードではコマンドを画面に出さないバージョン(すべてのコマンドを記憶してプレイ)も挑戦できるが、
そこまでやりこむと強者をとおり越してマニアだ
ダンスネタで若いマニアではない層をターゲットにしつつ、
最後はマニアにならないと満足できないというのは、いたしかたがない事だが、
ゲームの持つ永遠の命題ではないかと思う。さらなる改良が必要かな、と思った。

結論として、3600円のビート系のCDと2200円のゲームを買ったと考えると割高ではないし、ゲーム自体も決してつまらなくない。
さすが天下のAVEXが参加しているだけあって音楽CD的には、ほぼ文句なし。
ただ、ゲームをしていると、どこからか沸いてくる虚無感というか孤独感というか、
何らかしかのいや?な、感じがするので、最終的な星は3つってとこでどうでしょう?

うーん、固い批評だなぁ次回のゲームはもう少し厳しく・・・
ああ、世間の目が厳しい、今日も「キングオブディスコ」目指して、

ステップ、ステップ、チャッ、チャッ、チャッ・・・