これはゲームではありません。ハイローゲームではカードの手役の複合性を増やしたり、より複雑にすることで面白さを高めるために、ワイルドカード、つまりジョーカーの存在を設定するケースがあります。

これらのワイルドカードの設定は、様々なゲームに応用することができ、どのゲームにもエキストラルールとして加えることができます。

すべてのゲームにおいて、ワイルドカードはハイとローでそれぞれ別のカードとすることができるので、大変手役が強くなります。また、多くのゲームでローナッツができやすくなるため、ローナッツ同士の場合は、ワイルドカードを使用していない純正に近ければ近いほど勝ちになり、同様に同じ枚数のワイルドを使用している場合は、ワイルドカードを除いて、よりローのプレイヤーが勝ちになるケースが多いです。ハイも同様。

それでは、様々なゲームで使用されるワイルドの種類を解説。

■カタメ (is wild)
1組52枚のカードのうち、人物の顔がかかれているカードは12枚(J,Q,K)。この12枚のうち、横を向いていてカードの顔が片目しか見えていないカードは3枚しかありません。カタメは、この3枚のカードがワイルドカードになります。

■Inside High (is wild)
インサイドハイは、プレイヤーしか見えていないカード、オープンスタッドだったらバックカード。ディールポーカーなら、ディールハンド。の中で、最も高い数字のカードがワイルドカードになるというものです。つまり、全員必ずワイルドカードを持っているということになります。
このルールでは、大半で、最も高い数字のカードに関しては手元にある総てのカードが同様にワイルドカードになるというオプションがついています。例えば7スタッドであれば、バックカード2枚にオープン1枚でスタートしますが、この場合、バックカードがポケットペアだとすると、このポケットが両方ともワイルドカードになります。つまりオープンカードのスリーカードに既になっているということになります。インサイドハイで、Same number tooの場合はこのように最大4枚のカードがワイルドになる可能性がありますので、7スタッドなど枚数を多く配るゲームの場合は、フォーカードだけでなく、ファイブカード、シックスカード、セブンカードなどのケースも出てきます。

■Back (is wild)
文字通り、バックカードがワイルドカードということです。通常、5スタッドなど、バックカードが1枚しかないゲームで用いられるルールです。

■Pair (is wild)
これも文字通り、ペアになったカードがワイルドカードになります。バック・オープン関係なくペアのカードということになります。たとえばペアがあれば、そのハンドはその時点で最低でもスリーカードが確定しているということです。
ペアがワイルドカードなのですが、重要なのはスリーカードになるとワイルドではなくなるというオプションがついていることが多いことです。また、2つのペアができた場合にも消滅するというルールなどもあります。例えばAA22と持っていた場合はAのフォーカードではなく、Aと2のツーペアになってしまうということですね。無論2つのペアが両方ともワイルドになる場合もあります。

■Mary (follow Mary)
知っているワイルドカードの中で最もややこしいルールです。MaryとはQueenのことで、文字通りQueenがワイルドカードになります。フォローメリーは、ディールされたMaryの次に配られるカードもワイルドになるというルールです。もっとややこしいのは、バックで2枚のクイーンがあると、ダブルカウントで4枚のワイルドとしたり、オープンのメリーにメリーが被って、ハンドでメリーでもうメリーメリーだとワイルドがかぶりまくったり、訳若芽です。筆者は、何回かこのゲームを行いましたが、メリーがなかったら即FOLDしていました。

ワイルドカードはルール設定が自由なので、いかようにでも応用が利きます。ハンドに2と9が1枚ずつだけあった場合のみ、両方ともジョーカーになる「肉 is wild」、6と4で「虫 is wild」などなど。作ろうと思えば無限大な気が。ゲームとしては手役の幅が広がるので、ローもハイも高いレベルでの戦いになります。