最近の趣味として、ここ1年くらい熱が入っているポーカーだが、日本ではプレイヤーこそ、本当に少しずつだが増加傾向にある。爆発的な人気を得るためには、誰かがポーカー漫画を書いて、しかもそれがドラマ化されて、キムタクか松潤か・・・まあ、最悪、石田純一あたりでもいいので、フジでやってもらえれば、とか。

さて、この日記はTAIPA氏という方のGO DOWN GAMBLIN’にTBしている。ことの発端は、この日記。いや、なんか発端とか書くと噛み付くのか?とか思いがちだが、そういうわけではない。ちょうどNMTのネタ探しでちょうどよかったので。

日本でこういったトランプを使ったギャンブルゲームをプレイする場所は、海外のソレと比べると圧倒的に少ない。なおかつ、実際に金銭をかけることは出来ないわけだから、ディーラーの姿勢も大分違う点が多い。

実際には同じゲームで、同じ配り方をし、同じルールを進めるうえでディーラーのしなければならない事には特に違いがないのだが、当然そこには質の良し悪しが存在する。
なんで、質に違いがでるかといえば、それは経験だったり技術だったり様々な起因があるわけだけど、私が重要視するのは姿勢だ。

この辺からマジックの話に変わっていく。

昨今、立て続けに発生したマジックブームの影響もあり、色々な場所でマジックショーを見ることができる機会が増えた。今まではマジシャンが演技をする場所も決して多くなかったし、実際にマジシャンのギャラは高いものだった。それをバーやレストランで見せられるようになったのは、実はブームも然ることながら、マジシャンの報酬に幅がでてきたせいもある。

レストランなどがマジシャンを導入するときの金額は実際にプロマジシャンがショーで頂戴する報酬とは正直大幅な開きがある。それでもその金額でショーを見せるのは、毎週で固定報酬になるということと、定期的に見せられる環境を手にいれることができるという点でメリットも多い。

しかし一方で、エンターテイメントであるべきマジシャンが時給仕事になってしまうこともまた事実だったりする。

変な話だが、レストランで見せるマジシャンは契約にもよるが、19時から23時までいて、ショーを1回しかしなくても10回しても、報酬は一緒ということが考えられる。店側がショーに対するリスクヘッジを請け負う形。マジシャンはやってもやらなくても、ギャラは一緒なのだから、ともすれば暇なほうがいい、などとヨコシマな考え方も出てしまう。実は客が入らなければ、マジシャンという集客が意味のないことだということになり、その店の契約そのものがなくなる危険性はあるのだが。

また、マジシャンはその店の都合をあまり意識しない人が多い。マジシャンなんだから、マジックすればいいんだろ?的な独善的思考を良く見かける。レストランや居酒屋なのでマジックを見る機会もあるのだが、(かくいう私もだが)店との一体感が希薄すぎて馴染めないことがある。いいかえると「浮いている」ようにみえるわけだ。

1本○十万の仕事と違って、レギュラーで○万の仕事というのは、モチベーションをどこに据えるかが定まっていないと、かなり見ていてもつまらない。時給的なやっつけ仕事しかり、店のイメージを意識しないマジシャンの仕事しかり

やはりプロとしてお金をもらっている以上、報酬とショーのクオリティが比例するのはいかがなものかと思う。無論、やるマジックが変化するのは仕方がない。世の中には、予算という大事な項目があるわけだし。かくいう私も、レギュラーショーと単発の仕事では内容は大幅に異なる。だが、ショークオリティを変えたことはない・・・・はずw

 

結局、金額やその他の要因で手を抜いたり、モチベーションを下げてショーをやったところで、それはもうただの事務的な仕事になってしまい、自分を上のレベルに上げていく糧にはなりにくいんじゃないの?などと思うわけです。仕事があってナンボの商売ですから、やはり客前で見せる総てのショーで高いクオリティを出すべきではないかと。

あ、ちなみに「ちょっとマジック見せてよ」とかの場合は、かなりテンションを下げます。やらないわけじゃないんですが、お金を貰って見せているショーとは完全に一線を画しているのがポリシーです。理由はお金払っている人に失礼だから。これはスタンスの問題ですね。

話をポーカーに戻します。

実際にポーカーをやっているとディーラーの質は良し悪しがはっきりしていて、トーナメントでも、やっていてポーカーに集中できるディーラーと、もうまったく気になって、手も悪くなってしまうようなディーラーもいたり。

正直、日本でディーラーをやっている人達って、最後どうなりたいかが全然わからないんですが、海外のカジノで働くとか、なんかそういうことであれば、ただ事務的に配るルールが出来ていればいいってわけじゃないと思うんすよね。1円でも多くのお金をゲームテーブルに置かすことができて、1秒でも長く参加してもらい、カジノにお金を落とすことができるディーラーが優秀なディラーというかプロの一歩目じゃないかと。その姿勢を日本で築くのは物凄い難しいのも分かります。だってお金かかってねーもん。でも、それは自分の姿勢でどうにでもなることとも思ったり。

オラは現在東京と横浜でレギュラーショーをやっていますが、これはどちらも報酬は決して高くないのですが、諸条件等を組合せ、かなり気合いれてやらないと赤字を喰らうという条件でやっています。これは主たる仕事じゃないからこそできる荒業ですが、常に緊張感をもってショーをするための自分への足枷みたいなもんです。まあ、そんな条件つけなくても気合は入ってるですけどね。

ま、先週の横浜は赤字だったしな orz